自分を好きになる心理学の専門家の星田昌紀(ほしだまさき)です。
悩みがなぜ解消されないのか?というと、
それには理由があるんです。
その最大の理由は、
悩みが発生するメカニズムを知らないから。
悩みについて分かり易く書かれてる本はほとんどないし、
学校でも教わらない。
悩みの解消ほど大切なことってそんなにないのに、
学校で教わらないってびっくりだよね。
ただ、生まれたばかりの赤ちゃんは悩んでいない!
赤ちゃんの脳は、まだ十分に発達してないから、
簡単に言うと、思考がほとんどない。
思考がないと、感情のままに生きてる。
だから、おぎゃーっと感情のまま泣いて、
お母さんが抱っこしてあやしてくれる。
それが赤ちゃん。
大人がおぎゃーっと感情のまま泣いていても、
「あの人、大丈夫かな?」ってなるだけだよね(笑)
だけど、赤ちゃんも成長するにつれて脳が発達し、
思考が働くようになってくる。
すると、思考(頭)と感情(心)の、
2つが現れることになる。
これは自分の中に頭と心の相反するものが、
存在するってことなんだ。
思考は基本的に感情を抑えて、
社会生活に順応できるように自分を変えていく。
大人がオギャーっと人前で泣かないのは、
社会生活に支障が出ると頭で理解しているから、
オギャーと言いたい気持ちを抑えているわけだね。
これを「自制心」というんだよ。
この思考(頭)が感情(心)を抑えて、
葛藤が生まれることになるんだ。
この葛藤がひどくなると「抑圧」っていうんだよ。
ざっくり図式化すると 以下
思考(頭)
↓ =抑圧
感情(心)・・・抑圧が酷いと悲鳴を上げる
これが「悩み」の発生メカニズムだよ。
この悩みの発生の仕組みが分かると、
思考が感情を抑え過ぎないで生きることが、
できるようになってくる。
感情は身体の反応(コリやハリ)として、
現れることが多いから、
ときどき、自分の感情に気づいてあげて、
「がんばってるね~」とか、
「えらいね~」とか
「辛かったよね~」とか
言いながら、コリやハリをさすってあげるといい。
自分で自分をねぎらってあげると気持ちがらくになるよ。
例えば、
いつも周りに気を使いすぎて疲れている
自分の言いたいことが言えない
気が付くと周りから距離を置かれている
なんて感じている人は、
そんな自分を否定するのだはなく、
それも自分だと思えると楽になるよ。
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